リノベーションをインテリアデザイナーに 頼むということ

リノベーション、だれに相談する?

戸建てやマンションのリノベーションを、いざどこかに頼もう!そう考えた時、さて、一体どこにどう頼めばいいのだろう。知り合いの工務店?物件を仲介してくれた不動産屋さんに紹介してもらう?それともいっそ思い切って設計事務所に連絡してみる?…って正直結構ハードル高いですよね。色々迷うこともあると思います。

まだ物件を探している、これから探すなら、ワンストップで物件探しからリノベーション工事、ローン申請の書類作成まで、すべて手伝ってくれるリノベーション会社がたくさんありますので、まずは資料請求や無料相談をしてみるのもいいでしょう。そして、もし購入物件が決まっていたり、すでに所有されている空間のリノベーションを考えているのなら、インテリアデザイン事務所に一度相談してみる、という選択肢を加えてみてはいかがでしょうか。

飲食店などの商空間も、①スケルトンから作り上げていくもの、②既存の壁や造作、設備の一部を利用しながらリノベーションしていくもの、③間仕切りを変えずにリフォームし、家具や照明器具を新調するものなど、様々なパターンがあり、そのどれもが住空間のリノベーションにも通ずるものです。むしろ、住空間というジャンルにとらわれていないという意味においては、そういったインテリアデザイン事務所からは、ひと味違った視点の提案を受けることが出来るかもしれません。

ちゃんと親身になって相談に乗ってくれる?

もちろんインテリアデザイナーもいろいろと相談に乗ってくれます。そもそも商空間には、家具や照明、装飾品や看板、給排水設備や空調換気設備など、とにかくたくさんの物があり、それらすべてが最適な状態で収まらなければなりません。そのために、各部署の担当者と何度も打合せが行われ、計画が進められていきます。

住空間においても、その進め方はまったく同じです。ご要望を伺い、それを反映した、より過ごしやすい空間をデザインしていく。どんな小さなことでも、気になることはどんどんご相談してみてください。

 

工事費の他に設計料がかかるんでしょ?

設計事務所やインテリアデザイン事務所に頼みづらい一番の原因は、おそらく設計料が高くて頼めないんじゃないか、ということではないでしょうか。

たしかにその通りで、決して安い金額ではないと思います。ではなぜインテリアデザイナーが設計を任されてきたのか。それは、優れたデザインに対価を支払うという理由もあるとは思いますが、それだけではないと思います。

まず、インテリアデザイン事務所は、デザイン料以外の報酬を原則として頂くことがありませんので、費用が非常に明瞭です。  次に、施主の目線に立ってデザイン業務を行うというスタンスになりますので、限られた予算をどこにいくらかけるべきなのか、どこにこだわるべきなのかを一緒に検討していくことが出来ます。新しい素材にチャレンジしたり、安価な材料を工夫して使用することで金額を抑えるご提案をする、そういったことも可能になります。

つまり、インテリアデザイナーが加わることで、工事コストそのものではなくコストパフォーマンスをより重要視することが出来ると言えます。

結果的に、希望の予算内で理想に近い空間を実現できた、という事例はたくさんあるのではないかと思います。

理想の空間になる?

もちろん、ご予算や変更できない設備の位置、躯体の状況などで、100%思い通りに作り上げるのは難しいかもしれません。まずは、自分のライフスタイルを見つめ直し、大切にしていることは何かを整理し、優先順位を付けてみる。それを空間に落とし込んでいくことができれば、理想の空間に近づいていくことが出来るのではないでしょうか。

一生懸命考えてこだわったオーダーメイドの空間って、作っていく過程も、完成した時の充実感も、そしてその住み心地も、なかなか良いものです。

 

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