自分に合った空間ってどんなもの？

住宅やマンションのリノベーションを考えているなら、『自分はいったいどんな空間を望んでいるんだろうか？』そうご自身の心に問い掛けていることでしょう。

我々が携わってきた商空間でもまったく同じことが言えます。提供したい空間は？何を幾らで提供し、どんなお客様に来てもらいたい？そういったことから整理していきます。しかし、住空間が商空間と大きく異なる点は、なによりも自分たちの好き放題やっていい！ということ。そうです。その空間はあなたたちだけのもの。自分たちの好きなこと、やりたいことを実現させればいいのです。（近隣の迷惑にはならないようにしましょう）

『ライフスタイルを見つめ直す』というと、少し大げさ過ぎるかもしれませんが、せっかくの機会です。ご自身が心地いい、大切だと感じていることを空間に反映させていきましょう。まずは、最初にぱっと思い浮かんだ家の中の心地いい場所や時間。そこを中心に、自分が優先させたいことを整理していくことで、自分に合った、本当に求めている空間を見つけていけばいいのです。

重要なことは心地いい空間かどうか

リフォームやリノベーションを機に今までの生活を変えたい！と思われる方もいらっしゃると思います。しかし、利用頻度が低くなる可能性がある場所に貴重な空間を割り当てるのはあまり得策とは言えません。
トレーニングをまったくしてこなかったのに立派なトレーニングルームを作る。年に数本しか観ないのにシアタールームをつくる。年に数回しかラウンドしないのにパター練習用のカーペットを貼る。本当に必要でしょうか？

遊び心に溢れた空間や趣味を反映した空間というのは、やっぱり魅力的ですよね。でもその空間はその人らしいからこそ魅力的になるのだと思います。これまでの自分、そしてこれからの自分のこと、リノベをいい機会だと考えて、少しライフスタイルを見つめ直してみてはいかがでしょうか。

何より重要なのは、自分たちらしく、心地いい時間を過ごすことが出来るかどうか。そのためには、この限られた空間をどのように有効に使っていくべきか、それぞれのプライオリティをどう空間に反映させていくべきか、そういうことを重視して計画を進めていくことが重要なのだと思います。

その上で、生活に必要なことや、現在のお住まいで改善したい点などにも優先順位を付け計画を進めていけば、きっと自分に合った自分らしい空間を手に入れることが出来るはずです。

事例01：ミニカーコレクション棚

事例01：ボトルコレクション棚